アプリケーション設計(UML) 応用編

UML(ユースケース図、クラス図、シーケンス図)の基礎知識をベースに、実習を通して、オブジェクト指向開発の手順を習得します。顧客のビジネスを「見える化」し、オブジェクト指向分析/設計を行うことができるようになることを目指します。

達成目標

  • オブジェクト指向分析/設計の基本概念を理解できる。
  • UML(ユースケース図、クラス図、シーケンス図)が記述できる。
  • 要件定義のポイントを理解し、ユースケースを用いた要件定義書を作成できる。
  • システム分析/設計のポイントを理解し、クラス図とシーケンス図で表現できる。
  • 他者の描いたUMLをチェックすることができる。

研修期間

2日

研修人数

25人

受講対象者

若手社員、

リーダー

バランス

講義 7 : 3 演習

カリキュラム

1日目

午前

1.オブジェクト指向の概念

構造化プログラミングとの違い

オブジェクト指向の適性チェック

3つの分析設計技法

2.オブジェクト指向の用語の整理

属性と振る舞い

クラスとインスタンス

カプセル化、継承、集約、多態性

3.UML

UMLによるシステム分析と設計

午後

4.アプリケーションの分析

機能モデルによる要件の機能分析

ユースケース図の目的と描き方

ユースケースシナリオ

【演習】デリバリーシステムの機能要件

(ユースケース図の作成)

2日目

午前

アプリケーションの分析(続き)

動的モデルによる機能分析

【演習】クラスの抽出

シーケンス図の目的と描き方

【演習】デリバリーシステムの機能モデル

(シーケンス図の作成)

午後

1.アプリケーションの仕様

設計方針の決定

クラス図の目的と描き方

【演習】デリバリーシステムの機能設計

(クラス図の作成)

【実習】クラス間の関係の整理

(クラス図の完成)

受講者の声

通信系 システム会社様

満足度

「開発でちょうど今、クラス図やシーケンス図を作っているところだったので、明日からすぐに活かそうです。特に混同しやすい技術の1つ1つに具体例を交えて説明があったのでためになりました。」

「演習の時間が多く、他のメンバーがどの様に書いているのか等が非常に分かり易く良かったです。」

「オブジェクト指向がなぜ分かりづらいのかの話があったことで、あれほど理解できなかったオブジェクト指向がその後すんなり理解できました。」

メーカー系 システム会社様

満足度

「オブジェクト指向は新人研修以来のため不安でしたが、Javaでない言語でも設計や要件把握にユースケース図・アクティビティ図を活用できるというのは役立ちそうです。」

「ユースケース図はユーザ視点で描くことができるため、顧客の要件の整理や顧客の業務とシステムの連携の図式化に使用できると思いました。」

「講師の方に成果物を見てもらい直接フィードバックしていただけたのがとても良かった。」